『享年と行年の違い』
まもなくお盆を迎えますが、
仕事の中でお客様に最も聞かれることが多いと言っても
過言ではない質問事項として
「享年(きょうねん)と行年(ぎょうねん)の違い」があります。
一般的には、故人の亡くなった年齢を表すうえで享年が数え年、
行年が満年齢として捉えられているようですが、
実際には各寺院や地域等によって必ずしもそうでは無い場合も多数あります。
享年は天から生を享けた年数という意味で数え年で計算し、
生まれた年を1歳と数え、以降は正月を迎えるごとに1歳を加算します。
これに対し行年は、この世に生まれた時点を0歳とし、
誕生日を迎えるごとに1歳を加算します。
また、行年に関しては
生まれてから何歳(満年齢)まで修行したかという意味もあるようです。

通常は、ご葬儀の際に菩提寺のご住職様もしくは葬儀社が手配したご僧侶様より、
ご戒名を授与された折に法号紙か白木の位牌に貼られた紙に書かれている通りに
新しい位牌の手配や墓石(墓誌)への彫刻をする場合がほとんどですが、
ご戒名をお付けになられなかった方が新しくお墓をお造りになられる場合や、
既にお墓がある方で、
改葬により別のお墓からご遺骨をお移しになられる際、
既存の彫刻とは異なる場合などに、どちらに合わせれば良いですか?などと
よく聞かれます。
この場合は元々の意味合いをご説明したうえで、お客様にご判断をいただく場合と、
既に彫刻されているものにお合わせするか、
別のお寺様でいただいた通りにされるかをお選びいただくようにお願いしております。
享年と行年のどちらかを使うべきかという厳密な決まりはありませんが、
宗派や地域の慣習、寺院によってどちらを使うか決められている場合がありますので、
菩提寺やご親族に確認されると良いかと存じます。
その他、類似した事項として「没年」「当年」「当歳」「寿算」があります。
下記の通りご参考としていただければ幸いです。
「没年(ぼつねん)」亡くなった年を指します。
「当年(とうねん)」幼い魂に対して用いられ、
数え年1歳、満年齢0歳でなくなった場合に使われます。
「寿算(じゅさん)」浄土真宗で高齢で亡くなった故人に用いられ、
数え年・満年齢のどちらでも構いません。
弊社ではどんな些細なことでも、ご相談を承りますので、
どうぞご遠慮なくフリーダイヤル
0120-44-6017まで、お気軽にお電話くださいませ。

(西澤)








