『ペットを飼う責任』
つい先日、群馬県伊勢崎市の公園周辺で小学生を含む男女12人が
四国犬に噛まれて負傷するといった事件がありました。
この犬は飼い主の自宅敷地内にどうやら放し飼いされていたようで、
高さ約2メートルの柵で囲まれていたにもかかわらず
脱走してしまったとのことです。
飼い主は計7頭の四国犬を飼育しており、逃げ出した犬がどうやって
外に出てしまったのか原因がわからないと話しています。
しかもこの飼い主は飼っている犬に狂犬病の予防接種を受けておらず、
市への犬の登録も3頭しかしていませんでした。
今のところ噛まれた人たちはいずれも軽傷で済んだとのことですが、
一歩間違えば命を落とすこともありえます。
悲しいことに散歩中のトイプードルも被害に遭い、亡くなっています。
この事件が報道されると、専門家が四国犬は飼うのに適さない犬種だとか、
飼い主にしか懐かないというコメントを出しました。
しかし、私の担当したお客様で
ピットブルを飼っている方がいらっしゃるのですが、
頑丈なケージ内で飼育しており敷地内でもリードを付けて、
訪問した人にも絶対に触らないでと注意して万全を期しています。
問題なのは犬種ではなく、飼う側の方なのは言うまでもありません。
飼う以上は責任を持って飼育・管理をしてほしいと思います。
被害の度合いにもよるとは思いますが、
できれば殺処分はしないでほしいです。
私も犬を飼っている立場として、考えさせられる事件でした。
(西澤)