『今年もこの季節が・・・・』
5月に入ってから、お墓参りやご法事で墓石のお掃除をされた方、お気付きになられたでしょうか?
そう。体調1ミリ~2ミリくらいの赤い小さな虫が無数に蠢いているのを・・・・・
潰してしまうと雑巾に赤い血のようなシミが付いてしまいます。
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、この虫、実はダニなんです。
正式名称を「カベアナタカラダニ」といい、4月下旬から6月中旬くらいにかけて、主に石やコンクリートなど見かけます。
見た目や大量に発生するところから、非常に気持ち悪がられています。
実はこのタカラダニ、生態は謎だらけな生物で、あまり詳しいことはわかっていません。
名称の語源は、セミやカブトムシのおなかに寄生しているのを見た昔の人が「お宝付き!」と思ったことからだそうです。
ただ、人間には無害とのことで、刺したり被れたりはしないようです。
でも、一度気になるとやはり気持ち悪いもんです。
タカラダニの餌は小さい昆虫や「花粉」らしく、墓石やコンクリートに大量発生するのは、付着した花粉を捕食しているためと考えられています。
実際、花にいる画像がありますので見てください。
悪さはしないので、気にせず放っておけば良いのですが、どうしても気になる!という方は、大量の水をかけてみて下さい。
どうやら、水が大嫌いのようで(死んでしまうのか?)、濡れているところにはしばらく居なくなります。
墓石で見かけた場合には、殺虫剤の使用はお控えください。
シミの原因になる恐れがあります。
梅雨に入るころには自然に居なくなりますので、皆様しばしの間、見逃してやってくださいませ!?
(西澤)