『名字と家紋』
世界にも例を見ないほど、数多くの名字を有する日本ですが、国民のすべてが先祖代々の名字があり、ほとんどの家に家紋が伝えられています。
名字は鎌倉時代以降に一般化し、現代では日本国民全員が名字を持っています。
しかし、日本の“名字一つに名前一つ”は、決して世界標準ではありません。
欧米では名前の一種としてミドルネームがあり、東南アジアでは名字が存在しない国も多く、西アジアでは日本人の名字という概念が通用しません。
また、国民の多くが自らの紋を持つ日本の家紋文化は世界中を見ても他に例がなく、世界に誇るべき日本のオリジナル文化と言えます。
名字の多くは遠い故地や血筋に由来し、家紋も各家の起源を表しています。
名字・家紋の成り立ちを知れば、先祖はどこで、何をしていたのか?が見えてくるかもしれません。
弊社では、お墓をお建ていただく際に必ず、ご名字・お名前の文字と、ご家紋について間違いが無いよう確認をさせていただいております。
特に家紋がわからないという方が多いようです。
そこで弊社では近日中に、お客様の名字と家紋の由来を記した文書を、お引き渡し後に差し上げる予定です。
自家の名字・家紋を後世に引き継ぐうえで、少しでもお役に立てば幸いです。
(西澤)