『アニメが役に立った!!』
先日、お客様宅にご訪問にて、墓石工事のご商談をさせていただいた際の話です。
霊園に墓所お申し込みを頂いたお客様の奥様が、ご自宅でピアノ教室をなさっており、ご契約頂いた墓石にピアノと音符の彫刻をされたいという話になりました。
私は今までの人生で、ピアノの知識はほとんどなく、唯一知っていることといえば、数年前に読んだことのある「ピアノの森」というマンガで得た知識ぐらいでした。
ところが、そんな浅はかな知識が奥様とのお話の中で、大変役に立ったのです。
「ピアノの森」は、一色まことさんの原作・作画によるマンガで、大まかなあらすじは、町外れの森の端(はた)に住む娼婦の子、一ノ瀬 海(イチノセ カイ)が、森に捨てられていたピアノをおもちゃ代わりにして育ち、ある日カイが通う小学校に転校してきた世界的なピアニストを父に持つ、雨宮 修平との出会いをきっかけに、小学校の音楽教師で、かつて天才ピアニストであった阿字野 壮介がカイの才能に気付き、弟子として迎え、様々な困難を乗り越えながら、その才能を開花させていき、やがてショパンピアノコンクールに挑戦し、優勝するという感動のストーリーです。
マンガではわからなかった楽曲のメロディが、つい最近まで放送されていたTVアニメを視ていたことで、覚えていたのです。
実際、ピアノ教室には、有名な「スタインウェイ」という高価なピアノがありました。
スタインウェイはカイがショパンコンクールで弾いていたピアノです。
また、ショパンの曲「子犬のワルツ」や「エチュードハ長調作品10-1」などの話にもついていくことができました。
ピアノを写真調に彫刻するため、石種はインドＭＵという黒みかげ石をお薦めし、ご契約を頂きました。
まさか、何気なく視ていたアニメが仕事の役に立つとは思ってもいませんでした。
昔、オフコースの小田和正さんのピアノ弾き語りを見てカッコいいと思い、いつかピアノが弾けたらいいな…なんて話を奥様にしたら、ぜひウチの教室に通ってくださいと勧誘されてしまいました(*_*)
ま、雑学の知識はあるに越したことがない…という話でした。
最後に「ピアノの森」とは関係ありませんが、京都アニメーションの放火で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
(西澤)
